能術

見えないものは「ないもの」?見えていないものを感じるための意識をセットしよう①

管理者

人のエネルギーを引き出すのは、一体なんでしょうか。

人は見えている世界しか認知できないと考えていますが、実際には見えていない世界と繋がり、エネルギーを得ています。

もう無理だと思っていても、後少しだけと踏ん張り、気力で乗り越えた経験はありませんか。心の力は思っている以上に、私達の物理の世界にある肉体を支配しています。

今回は見えていない心の力を、見えている部分へ引き出すため、意識をどうセットすればいいかについて考えてみましょう。

存在の認知は、生きることに大きな影響を与える

まずは一度、無意識の認知をしようと難しいことを考えるのをやめてみましょう

無意識、潜在化されている「自分」は、遠くにある、行ったことがない駅のようなものです。無理にイメージしても、なかなか捉えることはできませんし、望遠鏡などで遠くの駅を見ようとする人がいないように、無理に目を凝らしても意識しても、見えるものではありません。

今までできていなかったことを急にやろうとしても、なかなかすぐに身につくことではないので、一つずつステップアップする必要があります。

では、どうやって「見えないもの」の存在の認知をする力を身に付ければよいのでしょうか。

まずは物理の世界で、「見えないがそこにある」ものを意識してみましょう。

実は、私達はすでに、「見えないがそこにある」ものを認知して生活しています。というのも、人間は頭部の構造上、視界は前の方にしかありません。

つまり、顔の横より後ろのものは「見えない」状態で暮らしています。しかし、今視界に入っていないから、見えないから、と言って、そこにはなにもないと思って暮らしている人はいないのではないでしょうか。

視界の外にも物や人があると五感が捉えて理解しているので、見えていなくてもむやみやたらと物にぶつかることはありません。

これが「見えないもの」を認知している状態です。

一方、歩いていたら急な段差に躓いたり、視界の外にあるなにかにぶつかったり、立ち止まったら後ろから歩いてきた人とぶつかってしまったりという体験をしたことが一度もないという人もいないのではないでしょうか。

「そこになにかがある」ということを認知していないと、「見えないものはない」という状態に陥り、不意打ちを受けたような事態になってしまいます。

こういう時、多くのケースで、五感が「なにかある」と訴えかけているのに、目に入っているものだけに意識が行き、視野狭窄の状態に陥っています。

身近な現象では、歩きスマホによって階段を踏み外したり、人とぶつかったりというトラブルが分かりやすいでしょう。まさに「見えているもの以外は存在しない」状態になっています。

認知さえしていれば起きなかったトラブルが発生したり、得られた機会を失ってしまったりと、「見えないものはない」と思って暮らしていると、「見えないが何かがそこにある」と認知しているよりも問題が多いことがわかるのではないでしょうか。

これは物理の世界に限らず、無意識、潜在化された心についても同じです。

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