思い通りに行かない時にはどうすればいい?視点の転換方法を身につけよう④
管理者
能術(能力開発術)
枠組みは、決してマイナス面だけではありません。
周りの社会が与える「常識・当たり前」の枠組みの中にいることで、自分自身を研鑽し、藪を割り開くような努力を積み重ねなくても、ベルトコンベアに載せられるように、「なんとなく幸せな気がする」いいところまで連れて行ってくれます。
自分自身を変えるような努力をしなくても、底上げという恩恵を与えてくれるので、多くの人はそれでよしとして社会の枠組みを信じて都合よく搾取される側でいることを選択しています。
結果として、そこそこのものが与えられてしまうために、なかなか「常識・当たり前」を捨てられないのが現代の日本人の姿なのです。
しかし、その当たり前だと思いこんでいることや常識が、自分自身を凡人にしてしまっているのも、また事実なのです。
もちろん、社会の枠組みを壊すということは、誰かを騙したり殺したりするような、犯罪的行為に手を染めるということではありません。
自分の中で「これが常識だと言われているが、この常識は今見えている社会の常識で、真理ではない」と考え、自分自身の頭で考え、学ぶことです。
考えて学ぶことによって、社会の枠組みの外側にある本当の事、今まで自分には見えていなかった違う世界、他の社会へと視野が広がり、自分自身の可能性が広がります。
これが「今いる社会の枠組みを壊して得られるもの」の本当の姿です。
(つづく)