能術

セルフコーチングで達成する「なりたい自分」とそのやり方⑥

管理者

初めてセルフコーチングをする人のための目標の作り方

初めてセルフコーチングをする場合、大切なのは「目標」と「現在の状態」を把握することです。

まずは、10年後の自分をイメージして、自分の人生観やキャリア観と、達成のスピード感覚を書き出してみましょう。

10年後の自分はどんな人間になっているのか、こうなりたいという気持ちとともに、自分の人生観(結婚や育児、あるいは生活リズムなど)を書いていきましょう。
整理されている必要はないので、思いつくままにまずは書き出すことが大切です。

その中で特に優先して叶えたいことと、できれば叶えたいことを分けていきましょう。
分類して並べ替える中で、より自分にとって大切だと感じる人生観やキャリア観が見えてくるはずです。

この時、大切なのはキャリア観に対する達成のスピード感です。
自分はすばやくたくさんの仕事をこなして早い段階から大きな仕事に着手したいのか、それともじっくりと学びながら成長して成熟したいのか、自分自身の願望と、自分の適性の2つの面から考える必要があります。

スピード感には、決して貴賎はありません。
じっくりと進めることで伸びる人もいれば、スピーディに次々こなすことで伸びる人もいます。数年程度であれば差が出るかもしれませんが、自分自身の適性や能力を適切に引き出せれば、どちらでも同じ結果に達します。

10年後の目標に到達するには「急がば回れ」なのです。自分自身がどちらに適しているのかを明確化するのが最初のコーチングともいえます。

10年後に対して、次にキャリアアンカーを書き出します。キャリアアンカーとは、自分のキャリアに対して、誰に向けても譲れない絶対的なものです。

大きく8つに分類され、「管理能力」「専門・職能別能力」「保障・安定」「起業家的創造性」「自律と独立」「奉仕・社会貢献」「チャレンジ」「ライフワークバランス」です。

自分にとって、この8つのキャリアアンカーに対する比重を理解し、自分のキャリアアンカーはどれなのかを把握することで、目標が具体的になっていきます。

キャリアアンカーを考え、自分自身の中にある生き方への考えをまとめると、自然と現在の状況が目標との解離によって見えてきます。

なりたい自分像がどういう人間なのかを自問自答しながら書き出していくと、目標達成に不足している要素と、必要なTODOがわかってくるはずです。

TODOを書き出したら、明日からと言わず、すぐに実行してみましょう。

(つづく)

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