能力や可能性を引き出し、問題や悩みを解決する力を得る

悩み解決
管理者

自分の悩みを解決してくれるテクニックを見付けたとき、「これをすればすぐに答えが出る」「結果がわかる」と思う方は多いのではないでしょうか。

現代において、何事もすぐに答えが出ることを求め、それが当たり前だと思ってしまう風潮が蔓延していますが、これはとても危険な考え方です。

なぜなら、考えることを放棄して単なる知識として頭で覚えたことは、自分の身につきません。知恵としてきちんと使えるような形で腹に落ちて、その身についていないので、せっかく時間を割いて学んでも使いこなすことができず、無駄に持て余してしまうのです。

このサイトで解説している能術は、人生のさまざまな問題を解決します。しかしそれは、自分自身に起きる人生のさまざまな問題を解決する力を身につけるための能力開発術であり、一人ひとりのために最初から正解を用意して導くものではありません。

自分自身で「分かる」状態になり、ひとつずつ自己の無意識と向き合うことで、見えない世界、認知していない世界にある無限の可能性を引き出すための考え方が能術です。

「分かる」には段階があり、段階を進めるには時間が掛かることを知ろう

「分かる」という状態は、大きく分けて以下の四つの状態に分類できます。

  1. 単純に知識として知っているが、できない状態
  2. 技能として使えるように学習した
  3. 知恵・技能として日々使えるように学習・実践しているが、まだ成果が十分ではない
  4. 無意識に様々な条件の中でも臨機応変に迷いなく対応できてしまう

この四つの段階をすべて「分かる」と表現してしまうため、「分かっているはずなのに」という状況が生まれてしまいます。

そこで能術では、「能術腹落ち五法」という方法で「分かる」の段階を推し進めていきます。

  1. あえて「できる」ことを意識し、決断する
  2. 短期間に同じことを繰り返す
  3. ゆっくり味わうように慎重・丁寧に行う
  4. イメージしながら感情を込めて行う
  5. 体(神経・呼吸・筋肉・姿勢)を使って行う

同じことをじっくりと丁寧に繰り返し、ひとつずつ段階を追うことで、最初は「知っている」状態だったものを、最終的には「無意識」の段階まで引き上げていきます。

最初は意識して繰り返していたものが、次第に体に浸透し、身に付いて、最後には無意識になることで腹落ちすることで、自分自身の能力や可能性を引き出し、人生のさまざまな問題や悩みを解決する力を得るのが能術です。

はっきりと言うならば、腹落ち五法が習慣化するまで、一朝一夕では難しいでしょう。しかし、能術の一端であるこの手法を身につけることは、人生が変わると言っても過言ではありません。

※ 腹落ち五法についてのくわしい解説はこちら

答えを読んだり聞いたりしてすぐに解決するのは、意識している世界、浅い場所で起きている出来事です。

多くの現象は無意識の世界、見えない世界と繋がっているため、表層を解決しても再び同じ問題が発生し、そのたびに「どうすればいいのだろう?」と悩み、再びすぐに解決してくれる答えを探し歩いたり、「私はどうすればいいのでしょうか?」と尋ねることになります。

しかし、能術を身につければ自分自身で問題を解決する能力が開発されるので、目の前にさまざまな課題が積み上がり、成果結果を求められても、自分自身で望む結果を引き寄せることができるようになります。

アメリカの哲学者であり心理学者であるウィリアム・ジェームズが「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。 習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。The behavior will change if the mind changes. Habits change if action changes. Personality will change if the custom changes. The destiny will change if the personality changes.」と語った通り、自分自身がまず心を整えて行動を起こし、こつこつと日々を丁寧に緻密に続けることが、腹落ち五法のポイントであり、能術を始めるにあたって意識するべき大切な点です。

エネルギーの法則を知り、自分を変えるためのプロセスが能術

能術はエネルギーの法則を元にしています。エネルギーの法則とは、端的に言うならば意識の力です。

前述した通り、心が変わることで最終的には運命までもが変わります。では、その心とはなんでしょうか。心というのは、意識というエネルギーの場を指します。

心というエネルギーの場でエネルギーレベルが高くなると、人は自然に行動しなければと感じて、誰にいわれなくても動き出します。これが「心が変わればあの行動が変わる」ということです。そして行動が変わると、自然とそれが習慣になっていき、人生全体に効果が波及するというわけです。

人間は習慣的に実践しているものになる存在です。これは人間に限らず、集団・組織も同様で、習慣的に実践しているものに近づいていく性質を持っています。ところが習慣的な実践がないと、人も組織も絶対に変わりません。

そこで能術では、心を変えて行動して、行動を積み重ね、それが習慣になるまで繰り返すための方法を伝えています。

傍目には大きな変化でなかったとしても、少なくとも、自分自身が変わろうとした計測記録できるものが達成されることは、自信に繋がり、次の自分自身の能力開発に繋がります。

楽をして身に付くものはない

知識を知恵に落とし込み、習慣化し、体に染み込ませるには時間が掛かります。毎日10分から15分を積み重ね、自分と向き合う時間を習慣にすることで、やがて自分が変わって行動や運命が変わって行きます。

10min.SSCT(ストレングス セルフ コンフィデンス トレーニング)

勉強をせずに良い成績を得たり、努力をせずに技術を身につけたり、成果・結果を出すことはできません。「すぐにできる」「簡単にできる」「あっという間」という言葉に騙され、すぐに答えを求めれば、そういう安易さをターゲットにした人たちの餌食になってしまうでしょう。

楽をして身につくものはありません。夢を達成したり、大きな収入を得たり、優れた技能・能力を身につけられる事は決してありません。

ではなぜ、楽をして身につけたい、一瞬で手に入れたいと思ってしまうのでしょうか。それは、自立できていないからです。

大変化の時代でも生き残っていけるような方向性に自分が変わって行かなければいけない中、自分自身が自分の力で立ち上がろうとしていない人は、目の前に「すぐできるよ」と甘い言葉と共に差し出されれば、すぐにそれに飛びついてしまいます。

しかし、すぐにできるもの、すぐに身に付くと言われているものは、すぐに離れていってしまうものであり、本質的なものではありません。

しっかりと自分の内側、目に見えない世界の無意識に耳を傾け、自分のエネルギーを高めて引き出す方法を身につけることこそが、遠回りに見えて最短の人生が変わる能力開発術です。

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